快適な宇宙の旅はスペースシャトル型
 
世界中で宇宙旅行への関心が高まる中、宇宙旅行具体化へ向けた技術開発も着々と進められている。
宇宙の乗り物といえば、ロケットやスペースシャトルが代表的だ。ただし、宇宙旅行ということになると、安全に、安いコストで、快適な宇宙の旅ができることが必要となる。そのためにはロケットのように、乗り物を莫大な費用をかけて発射し、1 回きりで使い捨てしまうのは現実的ではない。むしろスペースシャトルのように、空港を離着陸し、ひとつの機体で何度も飛行できる「再使用型宇宙旅客機」の開発が必要だと考えられている。
また、宇宙旅行のためのハードウェアの開発には、国レベルの研究に加え、民間の技術参入が重要な鍵を握るといわれている。とくに、基本的な乗り物の性能が満足できるレベルに達した後は、付加価値として、旅の快適さやエンターテイメント性の演出などが求められることになる。この分野では、航空会社や旅行会社のノウハウが大いに期待される。
 
 
航空・宇宙といえばアルミニウムの出番
 
航空・宇宙用材料の代表格と言えばアルミニウム。軽量で剛性にすぐれ、加工性がよい、などの特長を生かし、航空機やロケットの構造材や部品として世界各国で使用されてきた。近年では、大型部品の高性能化や高品質化のニーズが高まっている。
神戸製鋼は、長年にわたり航空・宇宙分野の製品を供給してきた。鍛造品では航空機用構造材、油圧機器部品、窓フレームなどの製品がある。鋳造品では航空機用ドア部品や機器のハウジング、ヘリコプター用ミッションケースなどを製造している。また板材では、超塑性アルミ合金によるドアや脚カバーや、航空機胴体のポリッシュドスキンなどで実績を重ねている。
宇宙旅行のためのハードウェア開発にはまだまだ課題があるものの、人々の宇宙旅行への関心は、確実に高まっている。人々の宇宙旅行への期待の高まりとともに、宇宙関連産業が成長していけば、神戸製鋼製品の活躍の場はますます広がっていくことだろう。
航空・宇宙分野におけるさまざまな技術は、世界中で次々と開発されている。私たちのあこがれと挑戦が、実を結ぶ日が今から楽しみである。
 
 
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