シンボルマーク
 
新しくなった制服
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
●車両重量比較表 [拡大する
 
 
 
 
 
 
 
 
新しくなった地下鉄、もう乗りました?
 
うん、早速乗ったよ。今度のシンボルマークは、なかなかオシャレでいいね。
 
駅員さんたちの制服も新しくなってましたね。心機一転ッて感じで、こっちまで何だか気持ちいいですよ〜。
 
コゴロ君は営団地下鉄の正式な名前って知ってたかい?
 
あっ、そういえば知らないや…。
 
営団地下鉄は「帝都高速度交通営団」が本名だったんだ。この4月からは「東京地下鉄株式会社」になったんだがね。ちなみに、営団地下鉄が発足したのは昭和16年で、当時東京にあった2つの地下鉄会社が一緒になって生まれたものだったんだよ。
 
へぇ〜アイル探偵、詳しいんですね。
 
今度民営化になるんで、ちょっと調べたのさ。まぁ、私の好奇心というか、探偵魂というか…それがうずいたんでね。
 
さすがァ!!
 
それに、地下鉄といえば、やっぱりアルミとも縁が深い。
 
そうでした。地下鉄車両といえば、アルミがお馴染みですもんね。
 
ということで、今回は地下鉄のアルミ車両について探っていくよ。そもそもアルミ車両というのは、どういうものか解っているかな、コゴロ君。
 
えーと、車両が全部アルミ合金でできている車両ですよね。
 
うん、さらに詳しく探ってみると、車両は床部(台粋)、屋根部(屋根構体)、両側面部(側構体)、両端部(妻構体)の6面体でできていることが解ったよ。これらをそれぞれ造って、あとで組立てる。それが車体の基本構造、いわゆる構体というものになるんだ。この6面体の主な構造部材がアルミであるものが、アルミ車両であるということらしい。
 
ヘェ〜、なんかプレハブを組立てるみたいですねぇ。そういえば、地下鉄っていつ頃からアルミ車両になったのかなぁ。
 

うむ、アルミ車両の導入はどうやら昭和42年かららしい。最初は東西線で5000系7両編成のものが3本走っていたというが。

 
というと、その前はやっぱりステンレス製が主流だったんでしょうね。
 
今でもステンレス車両は走っているんだ。数は少ないけどね。それ以前、銀座線や丸ノ内線では鋼製のものも走っていたというよ。
東京メトロでは、現在保有車両2515両のうち実に97%がアルミ車両なんだ。平成17年度には残り3%もすべてアルミになる予定らしい。
 
ステンレスからアルミに変えた理由っていうのは…
 
ズバリ軽量化。ひいては省エネにつながるってことでね。最初に導入してから5年後の昭和47年には新開発の回生ブレーキ付チョッパ制御方式を用いたアルミ車両6000系を千代田線で導入したが、これが省エネに対しても大きな効果をあげることができたらしい。それまでは抵抗制御方式のステンレス車両が主流だったようだが、制御装置の高効率化とアルミ車体による軽量化のダブル効果で約40%の電力節約ができたんだよ。
 
40%も!それは大きいなあ。やっぱり省エネって大切なんですよね。
 
そりゃそうだよ。だって考えてごらん。新しい路線が開業する時もたくさんの車両が必要だけど、運転時間が短縮すればそれだけたくさんの車両を走行させることができるわけだろう。そうしたら、保有車両の数が増える……。
 
ということは、エネルギー消費量はどんどん増えていくってことですもんね。お金だって大変だし、環境にも良くないや。省エネの他にも軽量化のメリットって何かあるのかなぁ。
 
走行する時にレールにかかる負担は少なくなるな。レールの位置がずれてしまったり、枕木がキズついたり、レールを支えている土やコンクリート製の路盤が沈むといったトラブルが少なくなるよ。
 
レールが長持ちするんだ。それも省エネにつながりますよね。事故防止にもなるしね。
 
あと、軽量のメリットとしては走行中の振動が少なくなるということか。重くて巨大な車体がすごいスピードで走るということは、それだけ周りに与える振動もすごくなるからな。
 
周りのものが揺れるということは騒音もすごくなるってことですね。地下鉄は地下だから周りに建物はないけど、住宅の中を走る電車は問題ですよ、それは。乗り心地だって全然違ってくるでしょ。軽量化で、いろいろな問題を解決してるんですね。
 
そうそう、いろいろな問題を解決しないと、本当の意味で便利にはならないからな。また、昭和58年になると、銀座線01系としてアルミ大型押出形材を組合わせる新しい工法で構体を造って、車両の品質をあげたというわけだ。
 
そうか、それだと細かいものを造らなくて済むから、製作工程も少なくなるってことですね。製作コストも削減だ。
 
さらに昭和63年には、東西線05系を導入する際に各構体部位の形材の薄肉化を図っている。その結果、従来のものより1両で約0.7t軽くすることに成功したんだよ。
 
省エネのために、技術はさらに前進してたんだぁ。じゃあ、制御装置もやっぱり進歩したのかなぁ。
 
こっちは、制御装置をVVVFインバータ制御方式というのを設置してる。地上側にも回生吸収インバータを設置して、常に回生ブレーキが作用するようにして回生効率を上げている。
 
省エネのために、いろいろな技術をとりいれて工夫してるんですね。
 
重量は東西線5000系ステンレス車両の編成重量を100%とすると、06系では約25%軽くなっていて、編成で考えるとなんと87tも軽量化に成功した。そして、アルミ大型押出形材の構造とVVVFインバータ制御の組合わせのまま今に至っているんだよ。ちなみに、現在世の中のアルミ車両の約45%は神戸製鋼の押出材を使用しているんだ!
 
ヘエ〜、アルミ車両の半分ぐらいは神戸製鋼の技術が使われているんだ。なんか、ぐーんと親近感がわいてきたなぁ。
 
 
 
 
 
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