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蔵王連山などの美しい山並みに囲まれ、山形県の中東部の盆地に位置する山形市。寒暖の差が激しい気候風土の中、春は霞城(かじょう)観桜会、夏の花笠祭り、秋の日本一の芋煮会、冬は蔵王温泉スキー場の樹氷祭りなどに地元の人はもとより各地から毎年多くの人で賑わう。
こうした山形市には歴史と風土に育まれた多くの特産品があるが、その一つが山形鋳物である。その歴史をさかのぼると今からおよそ900年前の平安時代にたどり着く。
康平年間(1060年〜)源頼義が朝廷の命を受け奥州平定に転戦した折、従軍していた鋳物師が、この地の砂と土が鋳物に適していることを発見しそのまま留まったのが始まりと伝えられている。その長い歴史の中で独特の鋳型作りやさまざまな伝統手法によって鋳物が作られていくが、十一代山形城主/最上義光(もがみよしあき)によって銅町なる町が整備されるに至り、鋳物産地としての基礎が固められていく。この銅町に四代続く鋳金家であり彫刻家の長谷川雅也氏がいる。銅素材によるアートが山形鋳物900年の歴史の香りを放つ。


山形鋳物900年の伝統を今に伝える銅の工芸品と銅のアート。
写真提供:長谷川雅也
 
 

みちのくの反乱から山形鋳物は生まれた。
   
五十七万石の国づくりの中「銅町」がつくられた。
   
銅アートで昇華、山形鋳物900年の伝統。
[鋳金家/彫刻家 長谷川雅也氏]
   
芽、葉、実…有機的な造形には銅は最適な素材だ。
 
 
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