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千年もの間、読み続けられている
恋愛長編小説「源氏物語」。


 
紅葉に染まる平安貴族の寝殿造庭園を再現した[紫式部公園(福井県越前市)]。金色の紫式部の銅像がたたずむ。
撮影協力:越前市/紫式部公園

日本文学史上最高傑作とされ、世界的評価の高い紫式部の「源氏物語」。全54帖(じょう―54巻)からなり、平安中期に書かれた雅な王朝文化が香る名作である。その量はもとより内容、筋立ての巧みさ、文章の美しさやひらがなが持つ表現の豊かさは、後世の文学・芸術に大きな影響を与えたと言われている。こうした「源氏物語」は、なぜ現代に至る千年もの間多くの人に愛されてきたのか。
『紫式部は「“見聞きしたことを後世に伝えたい”と言う思いが物語を生み、その作り話にこそ真実が含まれている」と、作中の光源氏に言わせている。そうした思いからどの時代にも通じる普遍性をもった長編小説が生まれたかもしれない(宇治市源氏物語ミュージアムHP−源氏物語と宇治より)』そうした思いは今に生きている。
源氏物語が確認されてから約千年が経つ。これを記念して2008年、京都を中心に源氏物語ゆかりの地で「源氏物語千年紀」が開催された。多くの人が平安王朝絵巻の世界に魅了された。その地を訪ね紫式部と源氏物語について話を聞いた。
 
 

その夜、紫式部は石山寺で八月十五夜の月を眺めていた。
ひとつの物語が浮かんだ。
―源氏物語起筆の地・滋賀県大津市[大本山石山寺]―
   
「平安京東郊の中河の地」に紫式部邸はあった。
京都・廬山寺がその地である。
―紫式部が暮らした地・京都 大本山廬山寺[廬山天台講寺]―
   
紫式部が生涯で一度、都を離れて暮らした地。
越前武生である。
―福井県越前市武生[寝殿造り庭園・紫式部公園]―
   
源氏物語に込められた
紫式部のメッセージは宇治十帖にあった。
―源氏物語最後の舞台は京都宇治[宇治市源氏物語ミュージアム]―
 
 
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