海は病んでいる。


今から約46億年前、誕生を迎えていた地球はマグマが大地を覆っていた。やがて地球の温度は下がり、大気に含まれていた水蒸気が雨となり1千年ほど続き海となった。やがて深海に生物が出現し、人間、動物、植物の生命進化の源になった。生命の故郷、海。まさに母なる海である。
71%を海で占める地球。そこには、約2万5千種とも言われる魚類などの海産物が棲み、人間にとって重要な食料供給源であると同時に、地球全体の環境維持にも大きな役割を果たしている。こうした海は今、地球温暖化に伴い海水温は上昇傾向を示し、海の生態系への影響が懸念されている。その顕著な例が世界の海で起きているサンゴの白化現象である。海水温上昇とサンゴの白化現象の詳細な関係は、まだ調査研究の余地があるとされながらも、海水温上昇時期とサンゴの白化現象時期は確実に一致している。
沖縄県の石垣島と西表島の間に日本最大のサンゴ礁「石西礁湖(せきせいしょうこ)」がある。2007年夏、ここで起きた大規模なサンゴ白化の実際と、それに伴う海の変化を通して地球温暖化を見つめたい。
 
 

海の森、サンゴ礁の恵み。
サンゴ礁は海の熱帯雨林。
日本最大のサンゴ礁海域 [石西礁湖(せきせいしょうこ)]。

豊かな海「石西礁湖」を脅かす、サンゴの白化現象。
 環境省/国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターに聞く
日本/東アジア海のサンゴ礁研究拠点、環境省/国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター。
サンゴの白化現象はどうして起きるのか。
モニタリングで明らかにされていく石西礁湖のサンゴ白化現象。
沖縄の海洋特性がサンゴと魚を豊かに育む。
石西礁湖を甦らせる――「石西礁湖自然再生協議会」
サンゴを育てる、海の「森林移植」。


島人(しまんちゅ)に聞く、沖縄の海環境。
ベテラン海人(うみんちゅ-漁師)が見つめてきた石垣島の海。
――沖縄県指導漁業士:池田 元さん――


亜熱帯の海。その再現が大自然の驚異と環境保全の大切さを教えている。
――沖縄美ら海水族館――


石垣島の美しいサンゴ礁を見ている若者達。
――マリンショップ・トムソーヤ――

 
 
 
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