当社は、三菱伸銅株式会社と、当社が自動車用および民生用コネクタ材の 嵌合時の力 (*1) の低減、高温信頼性の向上などを目的に開発した三層錫めっき技術 ( 米国等で特許取得 ) と、三菱伸銅株式会社が上記コネクタ材およびリレー材として開発した高強度・高導電性銅合金 MZC1( 銅−クロム−ジルコニウム系合金;日、米、独等に特許出願済み ) について、お互いに供与し、製造、販売することに合意し、クロスライセンス契約を締結致しました。
この度、販売に向けた活動を開始し、今後、両社はお互いの製品群を補完し、自動車用、民生用コネクタ材およびリレー市場において拡販に努めていきます。

 

 

三層錫めっき技術、 MZC1について
 
(1) 三層錫めっき技術(株式会社神戸製鋼所 長府製造所 所在地:山口県下関市)

自動車用や民生用のコネクタでは、コネクタの極数増加が進み、組み立て時の作業者の肉体的負担軽減、作業効率向上の観点から嵌合時の力 (*1) の低減要求が、また、自動車電装部品の使用環境温度の上昇や鉛フリーはんだの採用で、高温下での信頼性の向上の要求があります。これらに対応するために、神戸製鋼はコネクタの低挿入化、高信頼性 ( 耐熱性 ) に有効とされる三層錫めっき(錫 / 銅 - 錫金属間化合物 / ニッケルの三層)技術を有し、製造販売を行っています。

 
(2) 高強度・高導電性銅合金 MZC1 (三菱伸銅株式会社 若松製作所 所在地:福島県会津若松市)

端子・コネクタ、リレーメーカーは、エレクトロニクス部品の軽薄短小化や電装化の推進に対応した高性能(高い導電率を維持しながらの強度向上)合金に高い関心を寄せています。
これらの要求に対し、三菱伸銅は引張強度 (700N/ mm2 に迫る ) と導電性 (70%IACS 以上 ) を兼ね備え、更に端子コネクタ材で重要な要求特性である応力緩和性 (*2) に極めて優れた銅合金 (MZC1) を開発し市場投入を開始しています。
当社は、同合金を KZC1 と称して製造・販売していきます。

 
 

(*1) 嵌合時の力:オス端子をメス端子に挿入する際の嵌め込む力
(*2) 応力緩和性:ばねのへたりにくさ

 
 
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