さる10月22日から16日間、千葉市の幕張メッセにおいて「東京モーターショー2005 」が開催されました。世界が注目する国際モーターショーとあって、多数のコンセプトカーや市販予定車が出品され、そこには最新の技術提案が見られました。とくに車体の軽量化は、自動車の燃費向上および CO2 削減に結びつくため、各社積極的な取り組みが行われています。軽量化効果の大きい自動車用アルミ部品はさまざまな車種に採用されていますが、 今回のモーターショーでは、その採用の拡大が見られました。
これまで、自動車用アルミ部品はエンジンブロックやサスペンション、熱交換器、ホイールなどが中心でしたが、最近ではボディパネルの採用拡大が進んでいます。今回のモーターショーでもボディのフードに加えて、トランクリッド、フェンダー、ドア、ルーフなどにアルミ板材の採用が見られました。
また、アルミ押出材は、熱交換器、足回り部品、エンジン関連部品等に加えて、バンパービーム、ドアビーム、サブフレームなどの構造部材への適用が見られました。とくにバンパービームやドアビームはこれまで高張力鋼が使用されてきましたが、構造や特性等がアルミ押出材に適していることから採用が増えてきています。
アルミ化の進展はとくに高級車を中心に広がりを見せていますが、今後は一般大衆車等での拡大が期待されます。

 
<東京モーターショー 2005 における採用例>
 
 
日産「フーガ」
フード、ドア、トランクリッドをアルミ化。ボディの大幅な軽量化に成功している
  ホンダ「レジェンド」
フード、フェンダー、トランクリッド、前後サブフレーム、前後バンパービーム、サスペンション、シリンダーブロック等、アルミニウムを多用している

 

 

マツダ「ロードスター」
フード、トランクリッド、フロントアッパー・ロアアーム、パワープラントフレーム等をアルミ化。とくにフードのインナーパネルは、衝突安全性の高い形状となっている

 

日産「ラフェスタ」
アルミ押出成形によるドアビームが採用されている

 
 

レクサス「GS450h」
今年 8 月に日本に上陸した注目度の高い車種。今回、ハイブリッドシステムを新たに搭載した。フード、サスペンションの一部にアルミニウムを使用

 

メルセデスベンツ「新型 S クラス」
フード、フェンダー、ドア、トランクリッドにアルミニウムを採用

 

 
 
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