当社は日本軽金属株式会社とともにアルミニウムドロスの有効活用で、「リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進協議会」より経済産業大臣賞を受賞致しました。

本表彰はリデュース・リユース・リサイクルの推進に功労の認められる個人、グループ、学校及び事業所等に授与されるものです。受賞の理由は、アルミニウム製品を製造する際の溶解工程時に発生するアルミニウムドロスについて、神戸製鋼がアーク炉、日本軽金属が圧搾式アルミドロス処理機“MADOC”を各々独自に開発し、従来埋立て処理されていたものを有効活用させることで3Rに貢献したことによるものです。

アルミニウムドロスは、アルミニウムを溶解する際に溶湯上に浮上発生するもので、不純物や酸化物を多く含んでおり、鋳造時にはこれを除去しています。アルミニウムドロスは、金属アルミを60〜80%含有しており、種々の方法で回収されていますが、回収率は低く、また金属アルミ回収後の残灰の多くが産業廃棄物として埋立処分されておりました。

当社のアーク炉は1998年に神戸製鋼が東京電力と共同開発したもので、還元雰囲気中の回転炉の中に設置した電極間にアーク放電させ、アルミニウムドロスを溶解し、含有する金属アルミニウムを従来にない高い効率(従来40〜60%→80〜90%へ向上)で回収(リユース)し、しかも残渣は高温処理によりセメント原料として使用される(リサイクル)特徴を持っています。第一号機は同年、アルミ・銅カンパニー真岡製造所で稼動開始し、現在神戸製鋼で3基が稼動しています。

神戸製鋼グループは、あらゆる事業活動に環境への配慮を組み入れ、グループ環境経営の推進に全力をあげて取り組んでおります。地球温暖化対策、循環型社会構築、有害物質削減への取り組みに加え、鉄鋼、アルミ等の素材部門において、自動車用にハイテン(高張力鋼板)やアルミパネル材を開発し、自動車の軽量化に大きく寄与するなど、製品・技術・サービスにおける新たな価値の創出にも努力しております。神戸製鋼グループは、これからもより健全な地球環境を次世代に引き継ぐことを使命と認識し、総合力で環境先進企業グループを目指していきます。
アルミ銅カンパニー
中山専務
 
アーク炉
 
アーク炉説明図
 
 
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